佐久の名峰・日本200名山のひとつ「御座山」に行ってきました!

なお、事前にネットでリサーチしたところ、
一般登山道の記録はあったのですが、
沢登りの記録は一切なく・・・。
入渓ポイントにいきなり大きな滝が出てくるようなので、
巻けずに(入渓できずに)終わる可能性もあったのですが、とりあえず行ってみました。


【場所】御座山 一平沢
【メンバー】ジョー、トモミ(記)
【日程】2020年8月15日(土)〜16日(月)


入渓ポイントとなる一平の滝を目指します。
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一平の滝、落ち口は見えませんでしたが10m以上はあったと思います。かっこいい滝でした。
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予想どおり到底登れそうにないので巻き道を探すと、右岸にうっすら踏み後がありました。
(一部、番線も設置されていました。おそらく釣り師が?)

泥の急斜面を上がって・・・
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ちょっくストーンをよじ登って・・・
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無事入渓できました!(第一関門突破)

今週も釣りしながらのんびり進みます。
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ウソみたいな話ですが、一投目でいきなり釣れました!笑
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岩魚でした。
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未知の沢だった一平沢、概ねおだやかな渓相でした。
もちろん予期せぬ滝の出現もありましたが・・・なんとか直登 or 巻ける範囲でした。
(地形図から懸念していた滝(1か所) には、釣り師によるものと思われるFIXロープがありました。
 なかったらロープ出してました。助かりました!)
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初日はとりあえず進めるだけ進んで・・・寝床を確保&焚き火です。
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今回は岩魚が5匹釣れました。2匹リリースし、3匹をありがたくいただきました。
やはりシンプルに塩焼きが一番です!
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ジョーさん、焚き火&魚を焼くシステム構築力が上がってきました(笑)
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翌朝は、ちょっとしたハプニングが。
出かける支度をしていると、なんと、、、150mくらい上方の枯れた谷を横断する一頭の熊が。。
音を出してこちらの存在をアピールしつつ、高速撤収して逃げるように出発しました。
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地形的にもう出てこないと思っていた箇所に滝がいくつか出てきましたが、
どれもありがたいことにうっすら巻き道の踏み後があり助かりました。
(釣り師さまさま)
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詰めは、本流を稜線まで登ることも考えましたが、もうひとつの選択肢だった林道が立派そうだったので、
林道に上がってしまいました。「わーい、楽ち~ん」と思い呑気に歩いてると・・・
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道が流されてガードレールが浮いている箇所が2か所ありました。
(どちらもなんとか巻けましたが)
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その後は林道から尾根づたいに稜線に上がり、縦走気分で頂上を目指しました。
しかしその稜線(縦走路?)はところどころ自然に還っており、なかなかワイルドでした。。
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ワイルドすぎる縦走路です。。
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ワイルドすぎる縦走路なんです。。
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たまに、”道らしい道” な部分もありましたが、安心しているとすぐまた道が消える感じで、
なかなか気を抜けない・緊張感のある稜線歩きでした。。
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最後まで ”正しい道(ルート)" がよく分からないまま、林を抜けると・・・
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南アルプスと八ヶ岳が一望できる素晴らしい山頂に無事たどり着くことができました。
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訪れる人は少ないようで、私たち以外は、単独行の方が2名いただけでした。
甘いもので一息入れます。
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下山はちゃんとした登山道を使ったので快適そのものでした。
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今回歩いたのは下記画像の通りです(Geographica)。
本流直登の方が正解だったか・・・?
ま、ワイルドな稜線歩きは色々勉強になったので(時間もあったし)良しとします。
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記録のない沢、入渓できずに終了!となる可能性もありましたが、
なんとか遡行でき、素晴らしい山頂も踏めて(&ところどころ緊張感もあり)、
思い出深い山行になりました。

滝見の湯で汗を流し、お蕎麦をすすって旅の〆としました!
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